突発性難聴とは?
突発性難聴とは、耳の奥にあり音を感じ取る「内耳」という器官、もしくは耳の神経の何らかの異常で発症する難聴のうち、明確な原因がわからないものの総称です。
大きい耳鳴りがして、耳が聞こえなくなるのが典型例です。片耳に起こる場合が多いです。
軽度の場合は耳の閉塞感を感じるだけの場合もあります。
突発性難聴を誘発するものとは?
突発性難聴の原因はわからないものの、耳の奥にある「内耳」という器官の血流不順や、ウイルス感染などで誘発されるといわれています。
ステロイド剤で症状が抑えられることが多いので、耳の感覚細胞や神経の炎症の一種であると捉えることもできます。
身体の過度な過労、精神的なストレスが一定期間続いてしまうと、体の自然治癒力では炎症が抑えれれなくなり、難聴が発症する可能性もあるのです。
身体の恒常性をより良く保つために、生活習慣から改めることも必要な場合もあります。
突発性難聴の鍼灸治療
突発性難聴は、発症からできるだけ早期に治療を開始することが必須です。
ある程度時間がたってしまうと聴力の回復が困難になります。
できるだけ一週間以内に治療を始めましょう。
一般的な耳鼻咽喉科ではステロイド剤などが処方される場合が多いです。
ステロイド剤だけで回復する場合もありますが、鍼灸治療で血流の循環を改善する治療を並行して行うと、回復の可能性がより高まります。
突発性難聴は、糖尿病や循環器の疾患による血流の障害でも発症しやすくなるので、鍼灸治療で全身の血流の循環を回復させることも大切です。