当院の現代医学に基づく鍼灸治療について

治療効果を最大限に追求した現代針灸の結実。

 

当院には、一般的な病院での治療で効果が出にくい方や、手術をしても症状が改善しなかった方が数多く来院しています。

症状が重い方への治療は、「治療の刺激の程度の調節」が最も重要です。

 

治療の刺激が弱すぎれば効果がでにくく、刺激が強すぎれば症状を悪化させてしまいます。

そのため、当院では症状の重い患者様に対しては、症状を根本的に発生させている部位を徹底的に究明し、無駄のない最大効率の治療ができるように努めております。

 

また、治療時間に関しても、長時間の施術は身体への負担がかかりますので、二回目以降の施術時間は約30分(1枠)、症状が全身各所に及ぶ方は約60分(2枠)にさせて頂いております。

 

治療する箇所は必要最低限に絞り込んでこそ、最大の治療効果を生み出すことができるのです。

最適な施術時間で、要所を抑えた治療を行っております。

 

当院では、多面的に身体を評価します。

当院は、現代医学と鍼灸学の両方面からお悩みの症状を分析し、治療を施すため、難病や重い症状にも対応することが可能です。

 

1. 望診(視診)

 

立ち姿勢や座り姿勢のバランス、歩き方、表情の作り方、肌質、舌の静脈の色、体毛の生え方など視覚的な情報から体の中で何が起きているかを評価していきます。

 

 

2. 聞診

 

声の出し方や口調から身体を評価します。

人類の声帯は、他の生物に類を見ないほど発達しているため、ほんのわずかな身体の変化にも連動して発声法や口調が変わります。

 

 

3. 問診

 

過去の病歴や発症の状況を詳しく伺います。東洋医学では、幼少期の生活環境や幼少期に生活していた地域にも着目して体を評価します。

 

 

4. 切診(触診)

 

筋肉や皮膚の硬さや冷え、ほてりなどを直接手で触れることで評価します。日本では、目が不自由な鍼師が治療を行ってきた歴史があるので、手で直接触れて体を評価する技術が特に重んじられています。

 

同じ症状でも触れた時の筋肉や皮膚の反応が人によって異なるため、その人にしかない反応点を探していきます。この反応点は、天(神様)が応じる(反応する)穴(ツボ)という意味で、「天応穴(てんのうけつ)」と呼ばれます。

 

天応穴を探し出すには、高度な技術を要しますが、この切診の技術こそが日本の鍼灸治療の基盤を成しています。

 

当室の鍼治療について

当院では、現代の西洋医学に基づき鍼灸治療を行いますが、以下のような様々な治療法を適宜組み合わせています。

 

管鍼法

 

当院の鍼治療は、「管鍼法」というストロー状の管を使ってはりを刺入する技法を使います。管鍼法は、杉山和一(1610~1694)という江戸時代中期の鍼師が開発した技法です。

 

この鍼技法は「鍼管」と呼ばれる管ではりを刺入する面を圧迫して皮膚の感覚を麻痺させた状態ではりを素早く刺入するため、痛みがほとんどありません。

現在では、日本や欧米で広く使用されている鍼技法です。

 

 

トリガーポイント鍼

 

トリガーポイントとは、症状の原因である筋肉の固まりをさします。押すとたいてい痛みがあります。圧迫を続けると症状が緩和します。

 

このポイントをはりを使って刺激するため、指圧よりも痛みがなく効果的に硬さを除去できます。

 

 

電気鍼治療

 

刺入したはりに優しい電気の刺激を加える治療法です。「筑波大学式低周波鍼通電療法」とも呼ばれ、筑波大学理療科教員養成施設で研究されています。筋血流の増加、交感神経活動の抑制などの効果があり、しびれや感覚鈍麻、神経性の痛みに有効です。

 

 

経絡治療(日本式鍼灸治療)

 

ツボや経絡を使った日本独自の治療法です。体質を改善させるための根本治療と、痛みを緩和する対症療法を同時に行う治療法です。

具体的には、手足にあるツボを使って身体全体の調子を整え、さらに脳機能も改善させながら、痛みの出ている場所も同時に治療します。

 

いちょう鍼

皮膚表面を撫でる刺激によって、過剰に興奮した神経をなだめます。

 

てい鍼

鍼を刺入せずに、優しい刺激で経絡の流れを正します。

 

 

当室の灸治療

当室は「透熱灸」と呼ばれる灸技法を多用します。灸技法の中で最も高い効果があります。灸師が手でモグサを成形するため、火力を細かく調節でき、心地良い暖かさでの治療ができます。

打撲などの外傷や不眠症、逆子の治療など、灸が特に効果を発揮する疾患も多いため、鍼治療と併用して行うこともあります。

 

灸の三つの効果

1. 増血作用 – 血流の回復と同時に、患部に赤血球を集めて血中の酸素濃度を局所的に高め、組織の損傷治癒に効果を発揮します。

2. 止血作用 – 血小板の働きが活性化し流血を止めます。

3. 強心作用 – 白血球が増産せれて、免疫力を高めます。

 

当院の鍼灸治療の6つの目的

当院の治療の目標は、主に以下の6つです。

 

1. 症状の改善

痛みや痺れなどの症状の改善を目標に治療に取り組みます。

肩こり、腰痛、首の痛み、関節痛、頭痛、不眠、耳鳴り、難聴などはもちろん、腰部脊柱管狭窄症、頚椎症などの難病も専門としております。

 

2. 体質の改善

不妊症、基礎代謝の悪さ、冷え性、アトピー、いびき、歯ぎしり、怒りっぽい など身体の本質的なお悩みを根本的に改善していきます。

定期的な通院をある程度の期間継続して頂く必要があります。

 

3. 自律神経の調整

自律神経失調による不快感を除去していきます。

全身に対する優しく心地良い鍼の刺激で自律神経系を正常化します。

 

4. 全身疲労の回復

明確な症状は感じないが、とにかく全身が重くだるい など疲労の早期回復を目指します。

 

5. 美容の鍼治療

しわ、しみ、たるみ、肌荒れ、顔色が悪い、顔が疲れている、化粧ノリが悪い、顔がむくみ大きく見える など美容のお悩みを改善します。

 

6. 精神面のケア

何となくやる気がないとか、何となく気分が晴れないとか、人前で異常に緊張してしまうとか、生きていく元気が湧いてこない、何をしてもつまらないなど、他人には何と伝えればよいのかが分からないような鬱屈とした気分を解消します。