鍼灸が初めての方へ

鍼治療を受けたことがない方は、「鍼は痛そう」というイメージを持っている方が多いようです。

また、「過去に受けた鍼治療が痛かった」という方もいらっしゃるかもしれません。

鍼治療の感覚は、採血や予防注射などで針を刺される感覚と大きく異なります。

それは独特の感覚は、個人の感覚の差はあれ一般的には心地よく感じる方が大半です。

鍼灸治療は、神経機能の低下した神経の機能を高めたり、過剰に働いている神経を鎮静化することができます。

鍼と灸は神経を介して治療効果を発揮するので、痛みやしびれに対して優れた効果を発揮することができるのです。

しかしながら、我が国において、生涯で鍼灸治療を一度でも受けたことがある方の割合は、20～30％と言われています。

つまり、日本に生きるほとんどの方々が鍼灸治療を知らずに生涯を過ごしているようです。
特定の症状に対して鍼を打つ方が多いと思いますが、鍼は病気の予防としても非常に優れています。
いわば、どんな方でも鍼を受けて悪いことはありません。

鍼灸治療は、自律神経系を介して脳に作用することで治療効果を発揮するので、自律神経系の正常化や脳機能の向上に寄与します。

そのため、鍼灸治療は精神状態の向上にも働きます。

「世の中が面白くない！」

「何をしてもつまらない。」

「何となく気分が晴れない。」

「いつも不安。心配の種が尽きない！」

「将来に希望が持てない。生きていても意味がない。」

など、このようなお悩みをお持ちの方にこそ、鍼灸治療はその真価を発揮します。

鍼灸治療の有効性と特異性を一人でも多くの方に普及させることこそが、私が日々臨床の現場に立つ理由の一つです。

より多くの方々が、何か心身の不調があればすぐに「鍼灸を受ける」という選択肢が頭にパッと浮かぶほど鍼灸治療が当たり前の世の中にするというのが私の目標だからです。

もし、このページを読んで鍼灸治療に少しでも興味を持ったという方は、是非一度、鍼灸治療をお試し下さい。